R18恋愛官能小説 青山倉庫

ぼくと妹とガラスの少女

第7章「ゴールデンウィーク」

 お姉ちゃんが買ってきた文芸誌に、若い芥川作家の結婚報道が載っていた。
 お父さんが広島に出張に行っていないのに、お母さんとお姉ちゃんは同じ進学塾に通う親御さんと一緒に、勉強合宿のため初日の夜から出かけた。最終日の夕方まで帰ってこない。お母さんは、食材のある場所とレシピを書いた紙をくれた。紙の裏側に連絡先の電話番号が書いてある。あんたお兄ちゃんなんだから、ちゃんとご飯作ってあげてね、毎日、朝と夕方と夜に電話しなさいよと言って出かけた。
 ぼくは部屋のカーテンを開けたまま、朝から彩奈を遠慮なく突く。ベッドがギシギシ音を立てるけど、気にしない。家にはだれもいない。
「お兄ちゃん、クラス替えあった?」と彩奈が聞く。
「あったよ。岡本さんと佐伯さんが、同じクラスになったよ」と言って、ぼくは腰を回転させる。おちんちんの先端が、彩奈の内臓をかき回す。彩奈は、あー、あー、と掠れた声を出す。ぼくは再びピストンする。彩奈がぼくの肩に腕を巻きつける。
「中嶋くんは?」と彩奈が聞く。
「省吾は別のクラス」と答える。
「担任の先生は?」
「あ、また柴谷先生になった」
「なんだ、新開先生じゃないんだ」
「うん、同じ五組だから」
「そういえば、麻美お姉ちゃん、太ったよね」
「うん、なんか変わった」
 岡本麻美は通りの向かいの四軒先に住んでいて、小さい頃は妹ともよく遊んでもらった、去年、公務員だった麻美のお父さんが横領罪で逮捕されて、近所づきあいがなくなった。麻美のお兄さんはグレて、麻美はストレスで太ったし、あまり喋らなくなった。ぼくのお父さんはそれ以上詳しく教えてくれなかったけど、「たった百万程度で」と言って同情していた。麻美のお兄さんの車が深夜に戻ってくると大音響の音楽がきこえて、岡本家に隣人が怒鳴り込んでいるのを見かけた。麻美はときどき目を真っ赤にして登校してくる。
「あっ、あぁっ、あや…な、いって、いい?」とぼくは聞く。
「あ、まだ、いくところ、みせて」と彩奈は言う。
 ぼくは彩奈の両脚を持ち上げて、お尻を上に向けさせて、腰を上下する。おちんちんが割れ目に食い込んで、ちゅるちゅる出入りするところがよく見える。ぼくの袋が彩奈のお尻にあたって、ぺちゃぺちゃ音を立てる。ぼくは彩奈の頭の下に枕を二つ折りにして入れる。
「す…ごい、こうなって、るんだ…、あっ、おにい、あっ、あっ、ちゃん、きもいぃい?」
「きもち、いいよ」
「やらし」
「あーいく、いく、いっちゃ」
 びゅっ、びゅっ、びゅっ。ぼくは避妊してないことをおもいだす。
 薬局で買ったコンドームは使い方が難しくて、被せるときに破いてしまったり、どうにかつけてもキツくて、しかもおちんちんの三分の二足らずで、彩奈に入れるとゴムの裾からめくれて最悪膣内で抜けてしまう。何度か彩奈につけさせたけど、もう面倒になって引き出しにしまったままずっと使ってない。
「いった?」と彩奈が囁く。
「うん」ぼくの二の腕は震えている。
「いっぱい出した?」
「うん」
「抜く?」
「待って」
「なあに?」
「彩奈は、いってないでしょ」
「いいよ、あたし」
「ぼく、頑張るよ」
 ぼくはゆっくり律動する。
 中に出した後、じっとしてるとしぼんでしまって外におしだされるけど、そのまま動いていればすぐに回復する。結合部分から精液が流れ出して、彩奈のお尻に筋を作る。にちゃにちゃ、ぶちゃぶちゃ、省吾に借りたエロDVDでは聞こえないひどくいやらしい音を聞いていると、ぼくのおちんちんは硬さを取り戻す。
「大丈夫?」彩奈が目を閉じたまま聞く。
「彩奈のおまんこ、きもちいいから、平気だよ」
「恥ずかしい…」
「彩奈のおまんこ、きもちいいよ」
「恥ずかしいよ…」
「彩奈のおまんこ、えっちな音がするよ」
「いやぁ…ん、い、うっ、うっ、うぁ、あっ、だめ、だめ」
 ぼくは彩奈の乳首を舌で刺激する。ときどき口を離して、いやらしいことを言う。髪を撫でる。好きだよと言う。かわいいよと言う。キスをする。口を離して、またいやらしいことを言う。いやらしいことを言わせる。何度も言わせる。ぼくはまたイキそうになって、動きを止める。
「お兄ちゃん、章子姉ちゃんとは、お話しするの?」
「ううん、あんまり」
「そっか」
 彩奈は微笑んで、ぼくにキスする。舌を入れる。唇をすり合わせる。ぼくは彩奈を起こして、腰に手をまわして、座ってピストンする。ぺちゃぺちゃとお尻があたるたびに、彩奈の腕がきつく締まる。壁の時計は十二時をさしている。三時間以上つながっている。セックスしていると、時間が経つのが早い。
「お兄ちゃん、お兄ちゃん、ね、あ、お、にぃ」
「なに?」
「首、絞めて」
 ぼくは彩奈を仰向けにして、首に手をまわす。彩奈はイクようになってから、首を絞めてもらいたがるようになった。ぼくは力加減がわからないから、いつも軽く締めて、もっと、もっと、とせがまれる。
「苦しかったら、手を叩いてね」と言って、力を入れる。いっぱい突く。締める。突く。彩奈は息を止めて、ほっぺたを真っ赤にして、両脚をベッドにつっぱる。何度か痙攣する。途切れ途切れに、あーっ、と叫ぶ。家に誰も居ないときにしか出さない声。力尽きる。
 ぼくは彩奈だいじょうぶ?と聞きながら、ゆっくり腰を前後させる。彩奈は再び脚をつっぱって、お尻を持ち上げる。ぼくの両腕をつかむ。締めて、締めて、強く。ぼくは手に力を入れて、彩奈のお腹の中を何回も何回も突き上げる。ぼくは、いく、いく、と言う。彩奈のお尻が浮かぶくらい突く。彩奈が両脚をぼくの腰に巻きつけて、引き寄せる。ぼくは彩奈の底で射精する。お互い声も出せずに、ぶるぶる震える。彩奈がぼくの手の甲を叩く。ぼくは両手を緩める。
「お兄ちゃん、もしかして、いった?」と彩奈が聞く。
「うん、またいっちゃった」
「あたしも、二回も連続でいっちゃった。同時かも…」
「ほんと? 初めてだよね、一緒にいくの」
 ぼくはゆっくりおちんちんを抜く。おちんちんの先端に精液が絡んで、泡だらけの糸をひく。彩奈がぼくのおちんちんを握って、にゅるにゅるしごく。うつ伏せになって、おちんちんに顔を近づける。
「お兄ちゃん、毛生えてこないね」
「お姉ちゃんもまだでしょ」とぼくが言う。
「お姉ちゃん、少し生えてるよ。うっすいけど」
「どこで見たの?」
「温泉行ったとき」
 ぼくはおちんちんをしごく彩奈を見つめる。不思議な形だよねと呟く彩奈の額に、棚にぶつけたときの薄い傷がある。ぼくはその傷を見るたびに、責められてるような気分になる。
「なにしょんぼりしてるの?」と彩奈が見上げる。
「ぼく、生えてこないのかな」
「大丈夫だよ。うちって、みんな腋毛とか薄いでしょ」
「そっか」
「ねぇ、もっとしよう」
 少し柔らかくなっていたおちんちんがまた硬くなって、妹の手の中で脈を打っている。ぼくは仰向けになる。ベッドにこぼれた体液が冷たい。彩奈は両手をついて、ゆっくり腰を沈める。
 ぼくと彩奈は、お母さんとお姉ちゃんが帰ってくるまで、家から一歩も出ずにひたすら愛し合う。
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