R18恋愛官能小説 青山倉庫

ガマガエルと鶴の群れ

第18話「寄生虫・後編」

 後で知ったことですが、ぼくが部室からいなくなっている間に、沖田はリニューアル作業をIT部始まって以来の大規模プロジェクトとして活動報告を書き、顧問の柊先生に取り入って、自分の株をあげていたのです。その活動報告のお蔭で、移行作業での不具合の責任が全部ぼくにあるかのように周囲に認識され、サブツールを二つ作っただけの沖田が基本構造を構築したかのように持ち上げられていました。
 それから二週間後、新公式サイトは日曜日に稼働した。
 新しい公式サイトの目玉は、先生だけでなく、一般生徒の希望者がトピックを書いたり企画ページを作ることができる機能で、沖田はその編集ページにWYSIWYGをつけただけ。一般生徒の記事を担任や学年主任の教師が承認する地味な機能の方が重要なのですが、沖田はそういった目に見える部分にしか手を入れない。
 柊先生に取り入って、神楽先輩や高橋部長に気に入られて、次期部長候補に格上げされた沖田は部活を仕切るようになり、サイトに関する依頼や要望がぼくには直接こなくて、全部沖田が窓口になって対応するようになりました。
 彼は、簡単にできて派手な修正は自分でやってしまい、バージョン管理システムにコミットせず更新し、報告もせずにあとで必ず揉める。そのくせ重くてめんどくさい修正作業はぼくに投げてきた。その修正依頼をかけてきた本人に話を聞きたいのに、沖田を間に挟んで伝言ゲームになるから、しばしばその修正内容は間違って伝わってしまい、それもぼくの責任になった。これも随分後で知ったことだ。
 ぼくがそのとき沖田に疑念を抱かなかったのは、どこにでもついてきて、部活の会話には同調する態度をみせていたからでした。沖田が単にぼくと仲良くしたい、険悪になりたくないという消極的な意図があると思っていたのですが、それが間違いだと、あるとき気づかされたのです。
「沖田くんって、一条くんのマブダチだよね」
 クラスの女子にそんなことを言われて、「二人あやしーい」とまで冷やかされたのは確か昼休みに学食でご飯を食べているとき。丸テーブルの向かいにはクラスメートの田渕くんが座っていた。
「あいつ瑠偉がモテっから、くっついときゃ女子と喋れるって思ってるんだよ」と田渕が言う。
「マジで?」とぼく。
「だってお前さ、結構な頻度で女子から声かけられるだろ」
「うん」
「その女子はさ、結果的に誰と喋ってる?」
「えっと………沖田と喋ってる」
「そういうこと、あいつ会話を奪うんだよ」
「そうなの!?」
「お前気づいてないの? 人が良すぎるよ。大体、沖田は一人じゃ女子とは喋れなくね? 雰囲気キモいから女子も喋りたがらないし」
「なんでぼくが一緒にいると喋るの?」
「お前が後ろにいるからだろ。虎の威を借る狐」
 虎のナントカはなんか間違っているけど、大雑把にはそういう理由で沖田はぼくを利用しているだけ。ぼくが沖田と一緒にいるときに感じる妙な苛立ちの原因は、知らぬ間に会話を横から強引に奪われてしまうからなのです。

「なんでこうなるまでほっといたんだよ。バグチケット作れって言ったろ?」
 ぼくが高橋部長に怒られたのは、公式サイトのアップロードに関する不具合を放置していたことと、そういった問題が起きるのを防ぐためにバグチケット発行するシステムを導入する件を無視したこと。
「ぼく、そのどちらも聞いてませんが」
「沖田に言ったよ。あいつ伝えるっていったんだけどな…」
「聞いてないです」
「てか、沖田から聞いたのに忘れてるとかないよね?」
 言った言わない論争がイヤだから全部必ずメールしてくれとその高橋部長本人が部員全員に通達したばかりなのに、舌の根も乾かぬうちにぼくが責められる。沖田は依頼や相談、質問を全部引き受けていたけど、こういった不具合報告までブロックして、ぼくに伝えないで放置することがある。そしてぼくは先輩や先生から責められるのに、先輩や部長は沖田に何も言わない。ぼくが沖田に「なんで言わないんだよ」と詰め寄ると「あんなもんほっといていいのよ。放置したって明らかな不具合でるわけじゃないんだし」と誤魔化し有耶無耶にしてしまう。
 こういった責任追及のとき、常にぼくが槍玉にあげられ、沖田はその場に顔もださない。高橋部長たちは沖田とは新しい企画について打ち合わせるばかりで、こういった保守に関しては何も話をしない。保守の合間を縫ってレイアウトテンプレート機能を実装すると、なにも関わっていない沖田があとから顔を出し、口を出し、あたかも最初からその追加機能を仕切っていたような立ち振る舞いをする。

 それから一ヶ月が過ぎた頃。
「これなに?」
 夏休み直前の土日明けに、IT部の公式ページに新聞部とのコラボ企画と合宿レポートが載っていたから、ぼくは沖田にそのページをみせて問い詰めた。そこにはぼく以外の全メンバーが写った集合写真が載っていました。
「合宿だろ。瑠偉くん、参加しないんじゃなかったの?」と沖田。
「ぼく、聞いてないよ」
「うっそ、俺は不参加だって、誰かからきいたけど」
「誰から?」
「誰だっけ、忘れたけど。マジで聞いてない?」
「企画とかの管理って、沖田くんがやってるんじゃないの?」
「俺じゃないよ、部長だよ」
 不具合とバグトラックツールの件で高橋部長とはギスギスしたままです。今更部長に問い詰めたところで、何も変わらない。聞いてない、が最近の口癖になったぼくが今の部活で完全に孤立していることは確かです。
「もういいや」
 そう言って、ぼくは公式サイトにちょっとした細工をして、夏休み前に退部届を提出した。柊先生は特に引き留めなかったし、部長や神楽先輩たちも特段の反応は無かったのに、残った開発部隊の三人が騒いで、ぼくの後を追うように退部した。正確には二人が退部して、残った一人も公式サイトの管理がイヤになって夏休み明けには辞めてしまった。
 顧問の柊先生はお気に入りの沖田を慰留して、公式サイトの管理を任せたのだけど、沖田一人ではほんとうになにひとつまともにこなせなくて、毎日のようにメールで質問が来ました。ぼくがもっとハッキリした性格なら無視するのだけど、つい哀れに感じて対応策を教えてしまうのです。やがてメールの内容は愚痴に変わり、こんな部活もう辞めたい、息が詰まる、部長がマジキチガイ、神楽死ね、と念仏のように唱えていた。
 それから半年後、ぼくが仕掛けた細工によって公式サイトがおぞましい挙動を開始し、対処できない沖田は一時的に不登校にまで陥ってしまう。その細工は「あたかも凡ミスによる不具合」にみせかけた単純なもので、破壊的ではないのに充分なインパクトで正常動作を拒絶し、再起動のような素人対応では決して復旧せず、滅多に発生しないからなかなか原因に気づかないものです。そして原因が発覚しても、ぼくは決して責められない。そんな単純な仕掛け。
 ぼくはトピックのバックアップディレクトリに無限のログローテーションをかけただけ。バックアップファイルは週単位で増えていき、最終的にストレージを使い切る。
 結果的に学校の公式サイトは外部のITベンダーに託されることになり、学校は一行のコマンドを打ち込む作業費として八万円、その後の保守契約として毎月三十万を支払うことになったのです。

 ぼくはIT部を退部した後、写真部に入部しました。
 顧問の柊先生がIT部の部室の前で、学年主任の葛谷先生に無断合宿の件でめちゃくちゃ怒鳴られているのを部活中に見かけて、望遠レンズで撮影し、新聞部のスクープ記事に提供した。それがIT部の最後の想い出。沖田はその後追い出されるようにIT部を退部したけど、無断合宿の件だけでなく、部室のパソコンでエロアニメを見ていた件が明るみになり、部活動禁止処分になった。
 そんな調子で忙しい部活生活だったから、その反動で写真部に入ってからは街の撮影にかこつけて年下の子に次々声をかけてはセックスして、妊娠を心配しなきゃいけない中高生より初潮も来てない小学生に興味がうつって、免疫のないピュアな少女たちにお酒を飲ませて7Pしたり、クラブで席に回ってくる野球帽にお金を入れると貰える草でぶっとんで四十九時間セックスし続けたり、小六のプチ家出少女二人とセックスした動画を友達に一万円で売りつけたり、リモコンローターを中一と小五に装着して非常階段の踊り場でフェラチオさせて精液を口に含ませたまま買い物させてスイッチを入れたり、おもいつくかぎり目茶苦茶品性の欠片もない遊び方をしていました。
 いまはその頃に比べると、ずっとおとなしくなった方。

 ぬりゅっ、とおちんちんの先端がレイナの処女に沈む。
「いいーっ、いっ、あっ」
 仰向けのレイナが眉間に皺を寄せる。オイルでびちょびちょだけど、酷く痛がる。こればかりはどうしようもない。初めてのときに痛いかどうかは個人差が大きいし、その子のコンディションにも寄る。どんなにリラックスして、オイルやローションをふんだんに消費しても、痛がる子は死ぬほど痛がる。
「麻酔の注射みたいなものだから、すこしだけ我慢してね」
 レイナは頷く。もう数センチ深く入りたい。体重をかけると、レイナは必死で上に逃れる。カスミが結合部分を覗き込みながら、痛そうと言う。にゅるるっとおちんちんが沈んで、しこりにぶつかる。比較的浅い膣。レイナの身体はおんなへの成長を始めたばかりで、これから背が伸びると共に膣も深くなっていきます。過去に小学生をセフレにして長期間関係を続けたから、本人でさえ知ることのできない部分が成長することをしっています。
「動くね」
「まって、まっ、あっあっあっいっ…」
 レイナは唇を噛んで耐える。二十五センチのおちんちんは十センチくらいしか沈んでいなくて、狭くて締めつけるけど、処女独特の淡泊な硬さがあって、あまりきもちよくない。ぼくはカスミとハナを両脇に抱いて、乳首を愛撫して貰う。腰をしゃくりあげる回転運動にして、なるべく早く射精しようと努力するのだけど、焦れば焦るほど絶頂から遠ざかり、レイナは鼻にかかった声で喘ぎ始める。
 ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぷ、血のついた愛液が陰茎にまとわりついて、見るからに痛そう。レイナの目に涙が滲む。ぼくはきもちいいのだけど、射精するほどのとっかかりがない。子供の膣はだいたいそう。
「レイナちゃん、痛い?」
「いたいよ…、瑠偉くん、いたい」
「今回は最後までするのやめとく?」
 そう聞くと黙ってしまう。
 処女喪失のときに体位を変えるのは掟破りなのだけど、ぼくは一度おちんちんを引き抜く。レイナの身体を俯せにして、腰を持ち上げてお尻を上げる。後ろから挿入する。最初ほどの抵抗はありません。どんなに痛くても、女の子の身体は反射的に身を守るため、膣液が滲みて膣口がすこし拡がる。
「カスミちゃん、ベッド脇にコンドームあるから、とってくれる?」
 カスミがベッド脇に備え付けられているコンドームをとる。袋を破く。
「これ使うの?」
「うん、お願いがあるんだけど…」
「なに?」
「それ指にはめて、ぼくのお尻に入れて欲しいの」
 ハナが嗤って、瑠偉えろーいと言う。
「いいの?」
「うん、ぼくお尻が弱点だから、すぐイっちゃうの」
「へえー、いがーい」
 そう言いながら、カスミはコンドームで中指と薬指の二本を覆い、オイルを垂らしてぼくのお尻にあてる。沈める。にゅるるるっとゴムに包まれた指先が滑り込んでくる。ぼくはゆっくりレイナを突く。ハナが乳首を愛撫して、カスミの指先が前立腺を抉り、ぼくは瞬く間に射精する。結合から音もなく精液が溢れ、レイナのお腹をドボリと伝う。
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