R18恋愛官能小説 青山倉庫

ガマガエルと鶴の群れ

第16話「逆ギレ」

「あたし、経験すくないから…」と菅本かおりが言う。
 花火大会の後、愛ちゃんを駅まで送ったカオリンの晩ご飯につきあって、遅くなったから「泊めてくれる?」と聞いただけ。そのぼくとカオリンは、彼女のアパートの部屋で裸になって、お互いの身体を愛撫しあう。ぼくがカオリンの割れ目に舌を差し込んでいるとき、カオリンはつい二時間前まで小学生の膣を往復していたぼくのおちんちんを咥えて、そう言いました。
「経験何人くらい?」とぼくは聞く。
「二人」
「どんなひと?」
「一人目は、瑠偉くんみたいなひと」
「ぼくみたいなひと?」
「可愛い男の子、おちんちんもおっきかった」
 そう言ってぼくを呑み込む。扁桃腺を通過して、食道まで吸い込まれる。経験したことのない喉のマッサージ。適度に経験のある子はなにも教えなくていいし、いろんな驚きがあります。カオリンはアソコをハイジニーナにしている。すべすべの割れ目は、今日三人目。
「二人目は?」
「二人目は高校の時で、英語の先生だった」
「先生?」
「うん、あたし、年上が好きなの」
「そうなんだ…」
「でも、エッチは下手だった」
「そうなの?」
「うん、一人目の男の子はめちゃくちゃ上手かったっていうか、きもちよかった」
「巨根なのに?」
「うん、ウフフ…、瑠偉くん見てると、おもいだす。すごい存在感あるから」
 子供の頃は大きなおちんちんを隠すためにワンサイズ大きい服で着ぶくれていたけど、中学くらいからだんだん身体のシルエットが出る服を着るようになった。露骨なスキニーは嫌いだけど、腰回りだけ絞ったクロップドパンツを履くと、右太股に伸びるおちんちんの形がくっきり浮かぶ。
「なんか嫉妬しちゃう」
「ごめんね、余計な情報ばっかり…」
 二時間前に小学生二人とセックスしていた自分を棚に上げて、カオリンの過去の彼氏の存在を責める。もしカオリンがぼくの過去の彼女のことを聞いても、ぼくはカオリンと同じ二人だと答え、セックスのことは口にしない。おんなに幻想を抱きたいし、ぼくにも幻想をみて欲しい。それが男という幼稚な生き物ですから。
 カオリンの膣に指を入れて、恥骨の裏側を刺激しながら、陰核を口で吸い出す。カオリンもおちんちんを呑み込んで、食道と扁桃腺と舌の根で隙間なくマッサージする。唇を半開きにするから、ぐちゃごっぐちゃごっぐちゃごっとこの世の物と思えない卑猥な音が響く。ヨーロッパ系遺伝子をもつ美しい顔立ちのカオリンがそんな音をたてるギャップが信じられない。
「はあ、はあ、入れたい、入れたいよ、カオリン」
「入れる?」
 カオリンが起き上がって、身体の向きを変える。ぼくを跨ぐ。四つん這いになって、前のめりになるとき、ぼくはカオリンの乳首に吸いつきながら、長い陰茎の先端で割れ目をまさぐり入り口を探す。先っぽが沈むと、カオリンは身体をゆっくり沈めて、おちんちんを包んでいく。二十五センチの陰茎がほとんどスッポリ呑み込まれてしまうほど深い膣。極限まで子宮を押し上げ、カオリンは深い溜息をつく。
「はああああっ、めっちゃ…きもちいい」
「暖かい…、カオリン」
「あっ、あたし、動くね」
 カオリンが腰を上下に波打たせ、大きなストロークでおちんちんを摩擦します。いままでセックスした中で、一番上手い。身体を起こして、カエル座りでスクワットする。両手でぼくの乳首を刺激する。カオリンは爪が長いから、乳首を弾かれるとぼくは敏感に反応して、肩をぶるぶる震わせて身を捩る。
「瑠偉くん、乳首敏感! ちゅっちゅしたげよっか?」
「して、してぇ、ちゅーちゅー」
 背が低くて根元までつながるカオリンは、ちょっと無理すればつながったままぼくの乳首を愛撫できる。ぼくは背中を反って胸を張り、カオリンはすこし背をまるめてぼくの乳首を吸う。片手で一方の乳首を刺激する。この格好だとピストンできないから、ぼくがカオリンを突き上げる。カオリンの頭を抱く。堪らない。
「だめ、いく、いくっ、くうううん」
 びゅううっ、びゅるるるっ、びゅくっ、二時間前に出し尽くしたはずの精液がまた充填されています。射精するときの筋肉が引き攣って戻らず、精液の射出が続かない。そのまま絶頂がおさまるまで攣ったまま。
「中に出した?」とカオリン。
「うん…」
「アハハハッ、まじ?」
「ごめんね、きもちよくて」とぼくはすこし涙目。
「んー、かわいい。いいよ、瑠偉くんのなら」
 カオリンはまた前のめりになって、おちんちんを抜く。ぼくの胸に精液がドバッ。
「やっ、すごい、めっちゃ出てるやん」
 ぼくは身体を起こして、驚いてるカオリンを仰向けにする。胸の精液をティッシュで拭う。勃起はまだおさまらない。カオリンに覆い被さって、再度挿入する。どんな子でも挿入に抵抗される巨根が、つるりんと根元まで楽に沈む。マユとナナをさんざん撮影したコンデジはいま使えない。ぼくはスマホを出して、仰向けのカオリンに向ける。カメラを起動して、録画開始。
「やん、だめ、瑠偉くん、だっ、はっ…あっあっあっいっだっめっ…あっ」
「カオリン、綺麗だよ、すごいきもちよさそう」
「きもち…いいよ」
「カオリンは眉間にしわが寄らないね」
「なにそれ?」
「セックスしてるときの表情が綺麗なの、すごいきもちよさそう」
「そうなんだ…あっ、うっうっうっ、はあーっ」
 ぼくはカオリンを滅多突きにして、ゆさゆさ上下に揺れる姿と、すべすべのパイパンを交互に録画する。

「あーっ、またイク、いっちゃう、瑠偉」
 ぼくもイク、と声をあげて、四つん這いのカオリンをバックでめちゃくちゃ突いて、胎内に十一回目の射精。びゅっびゅっびゅっ、絶倫のぼくももう精液が尽きそう。カーテンの隙間から朝陽が差し込み、黄色い筋が汗だくのぼくたちの身体に伸びる。百数えて、おちんちんを引き抜き、カオリンにしゃぶって貰う。
 ぼくとカオリンは一晩中一睡もしないでセックスに耽り、ぼくがこうして十一回射精する間に、カオリンはその三倍くらい絶頂しました。最初はなかなかイかなかったけど、一度絶頂するとそこからカオリンは狂ったようにぼくのちんぽを求め続けて、射精するたびにこうしてじゅるじゅる啜ってぼくをまたその気にさせる。ティッシュをとって、カオリンの股間を拭う。マットレスの周りは精液を拭いたティッシュの塊が散乱していてだらしない。
「こんなん未体験ぞーんだよ、瑠偉、きもちよすぎ」
「ぼくもこんないっぱいしたことないよ、相性いいんだねぼくたち」
「もっとする?」
「疲れてない?」
「あたしは平気だけど、瑠偉はちょっと休んだ方がいいよね…」
「うん、すこし眠い」
「ごめんね、めちゃくちゃ頑張らせちゃったね。横になって」
 ぼくは仰向けになって、カオリンはおちんちんを喉でマッサージする。徹夜したから眠いけれど、ぼくは最長四九時間セックスを続けたことがあるから、まだまだ余裕があります。むしろカオリンが少し眠そう。フェラチオしながら女の子に居眠りさせると噛みつかれるから気をつけないと。
「もう七時だね、カオリン、チャット入ってみる?」
「んむ…、あっそうか、昨日の反省会で朝練しろって斉藤さんが言ってた」
「朝練できなかったね、太陽出ちゃったし」
 朝練は日の出の直前を狙わないといけない。カオリンが起き上がって、パソコンを開く。チャットにログインする。ぼくは肘をついて画面を覗き込む。

 沖田:おはようカオリン
 斉藤:おう、昨日はお疲れ
 カオリン:おはようございます
 斉藤:瑠偉くんは寝てるのかな?
 カオリン:すいません
 カオリン:あたしも寝てました
 斉藤:全滅wwww
 沖田:誰ですか朝練しようなんて言ったのは
 カオリン:みんな朝練行ってないんですか?
 斉藤:俺は行ったよ
 斉藤:ガス欠で
 斉藤:さっき親父にヘルプ頼んでた
 沖田:俺は寝坊ですけどね!
 沖田:てか
 沖田:いま精神的にちょっとキツイんで
 沖田:完全に浮気の証拠掴んでしまった・・・
 カオリン:彼女さん?
 沖田:うん
 沖田:俺、飯係って呼ばれてる
 斉藤:ご飯オジサンw
 沖田:絶対別れる
 沖田:あいつと別れたら俺遊ぶ自信ありますよ
 斉藤:女遊び?
 沖田:ええもちろん

 カオリンが画面を見ながら吹き出す。カオリンはぼくの次にチャットで発言しないから、何を感じているかわからない。いまなら直接その反応をみることができます。
「沖田くんは、女遊びって顔じゃないよね」
「あーやっぱりかー」
「え?」
「ぼくも同じコト思ってた」
 鞄から自分のパソコンを取り出して、無線を設定する。カオリンをパソコンの前に仰向けにさせて、ぼくはまたつながる。チャットにログインする。カオリンを突きながらチャットで会話する。

 瑠偉:おはようございます
 斉藤:おーす
 沖田:おざす
 斉藤:寝てた?
 『みったん』がログインしました。
 沖田:あれ?
 みったん:お
 みったん:なぜみんないる?w
 斉藤:おはよう
 瑠偉:海外のはずじゃ・・・
 みったん:海外だよ
 みったん:常夏の国だよ
 みったん:クソ熱い
 沖田:一応久しぶりにページ更新しました
 斉藤:みた
 斉藤:花火と夜景か

 ぼくはブラウザを立ち上げて公式サイトを見る。沖田のバナーをクリックすると、沖田のページ一覧が並ぶ。トップ画像にダサい楷書フォントのタイトルが踊る。楷書はタイトルに使っちゃいけないと何度指摘しても頑なに変えない。
「や…、はっ、あっ、瑠偉く…、イっちゃう、イクっ」
 カオリンがぼくの背中に爪を食い込ませる。両脚をぼくの腰に巻きつけてぐいぐい締めつける。舌を絡める。カオリンはなんだか舌の力がつよくて、ぼくは口の中をめちゃくちゃに掻き回されて、ちょっと息苦しい。百秒数えて、力の抜けたカオリンの身体を再び突き始める。
「沖田くんが、新しいトピックあげてる」
「ほんと? 昨日の花火?」
「そう、なんか、花火や祭りの夜景の撮り方を解説してる」
「そればっかだね、ハウツー」
「役に立たないし、正しくないんだよね。花火が完全に開ききるまえにシャッター閉じちゃってるし、アングルもよくないし、隣の花火が切れて写ってる」
「それがサークルの公開情報だと思われるとよくないよね。瑠偉くん、遠回しに彼に伝えた方がよくない?」
「聞く耳持たないんだよね。下手だって自覚あるのに、ちょっと指摘すると逆ギレするもん」
「えー、そうなの?」
「ちょっと言ってみようか」

 瑠偉:いま見ました
 沖田:今回のは練習だから
 沖田:海でやる祭りはちゃんと撮りたいな
 瑠偉:去年も言ってて
 瑠偉:写真あげてないじゃんw
 沖田:あれはデキがよくなかった
 斉藤:ハウツーってのがなあ
 みったん:沖田はそればっかだな
 瑠偉:撮り方解説してるサイトは他にもいっぱいあるし
 瑠偉:ウチでしかできないトピあげなきゃ
 瑠偉:良い写真の定義がしっかりしてないと
 沖田:良い写真www
 瑠偉:技術系ページはPV稼げないよ
 沖田:良い写真なんてさ
 沖田:人それぞれの価値観で違うし
 沖田:プロとアマでも違うし
 沖田:俺と瑠偉くんとでもすでに違うでしょ
 沖田:そういう曖昧なものを定義するのは不可能
 沖田:完全にジャンルが違う
 沖田:自分の求める写真ってのがあって
 沖田:そこ目指して積み重ねていった先に
 沖田:自分が思う「良い写真」というものがあるはず
 沖田:色飽和してシャープさのないネガフィルムと
 沖田:現代の最新センサーで撮られたカリカリの写真じゃ
 沖田:住む世界が全く違うってこと
 沖田:下手な奴ほど「良い写真」って言葉使いたがるんだよね
 沖田:これほどむかつく単語はないわー
 沖田:まー俺も66使うけどね
 沖田:中判と35ミリじゃそもそも勝負にならんし
 沖田:やっぱり性能差があると
 沖田:同じ土俵にはあがれないよ
 沖田:きもちはわかるけど

「ほら、逆上してる」と言う。
 カオリンから一度おちんちんを抜く。パソコンの前で俯せになるカオリンに、後ろから入れる。ピストンする。ちゃぷちゃぷ、だらしなく潤んだ音が響く。
「うわむかつく、なにこいつ」
「お前が言うなの大渋滞でしょ」
「ほんとだね、どの口でこんなこと言えるの。言い返しなよ」
「言い返したら、同じレベルになっちゃうよ。ほっとくしかないよ、言われて反省する奴じゃないし」
 カオリンの子宮を衝きおろし、枕元のスマホに手を伸ばす。録画する。カオリンの顔の横にスマホをかざして、瑠偉くんのちんぽきもちいい、と言わせる。ふとチャット画面を覗くと、斉藤さんと満井さんが沖田を集中砲火。

 沖田:やっぱり性能差があると
 沖田:同じ土俵にはあがれないよ
 沖田:きもちはわかるけど
 斉藤:お前が言ってるのは
 斉藤:写真技術の基礎理論を熟知して
 斉藤:そのうえに過酷なトレーニングで実技を磨いたハイレベルのカメラマンが
 斉藤:最後に到達するピーキーな世界だろうがよ
 みったん:瑠偉に講釈垂れるくらいだから
 みったん:お前はマニュアルで露出決められるんだろうな?
 みったん:exif見てると最適とはほど遠いけど?
 みったん:設定からどう撮りたいかって意図が見えないぜ
 斉藤:百歩譲って求める写真があるのは認めても
 斉藤:お前は何が撮りたいのよ
 斉藤:俺には全然わからない
 斉藤:なにも伝わってこない
 斉藤:なぜだかわかるか?
 沖田:いや
 斉藤:お前、カメラで撮ってないんだよ
 斉藤:カメラに撮らされてんの
 斉藤:こういうものを、こう撮りたいっていう
 斉藤:強い意志がまったく感じられないの

 斉藤さんが強気に出る。カオリンの友達の愛ちゃんに入部の内定を出してあるから、沖田が抜けても写真サークルは存続できる。だから沖田のことはどうでもいい。今はカオリンとセックスすることで頭がいっぱい。
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