R18恋愛官能小説 青山倉庫

ガマガエルと鶴の群れ

第2話「ジュニアモデル」


 チャッチャッチャッチャッ。
 シャッターの連射音が響いて、ベッドに腰を下ろした海野真緒が脚を組み替えてくすくす嗤う。
「もおー、瑠偉くん撮りすぎ。百枚くらい撮ってない?」
「まだそんな撮ってないよ。大丈夫、三百枚以上撮れるから」
 ぼくは人物撮影にはデジタル一眼を使います。大日本光学のN700にイェーナの50ミリマクロレンズを挿して、ショーツ一枚の十歳の女の子を撮影する。ぼくが再び構えると、真緒は薄いショーツの腰紐に指をかけて焦らす。シャッターを切る。
「すこし下げてみて」
「これくらい?」
「もっと、割れ目がすこしみえるくらい」
「こう?」
「うん、そうそう。ゆっくり脱いで」
 そんなやりとりをしながらたくさんシャッターを切る。
 ぼくは大学の近くにあるワンルームマンションで一人暮らしをしています。海野真緒は小学四年生のジュニアモデルで、スタジオ撮影の見学会で知り合いました。最初は外でポートレート撮影をする程度だったけれど、冬になってから部屋に連れ込み、下着姿や水着姿、セミヌードを撮り、やがてぼくたちはモデルとカメラマンではなく、男と女になったのです。家が近いから毎週週末、彼女はぼくの部屋を訪れて、時間の許す限り戯れる。
「ねえ、瑠偉くんも脱いでよ。あたしだけ寒い」
 全裸になった真緒が訴える。ぼくはハーフケットを引き寄せて、真緒の小さなお尻を包む。加湿器の電源を入れる。
「仰向けになって自分でひろげてみて」
「やーん変態…、こう?」
「指先でお豆触ってみて」
「えー、こう?」
「うん、そのままそのまま」
 五本指を揃えて陰核を撫でる真緒を何枚か撮影し、ぼくは三脚に据えたビデオカメラの録画を開始する。中指を口に含んで濡らし、真緒の膣口に滑り込ませる。初潮も来ていない子供特有の、ヒダがなくてツルツルの鈍感な粘膜がじんわり湿っていて暖かいけれど、これ以上は濡れないからぼくはキャリアオイルを使う。オイルボトルを取って、直接膣に先端を挿入して注入する。温めたオイルが膣内に注がれると、真緒はキョロキョロ目を動かして含み笑いをする。
「あたし濡れない?」と真緒。
「え?」
「あたし、結構濡れるようになってきたと思うんだけど」
「それでも使った方がいいよ。足りてないと痛いから」
 ぼくは中指を入れて、注入したオイルを満遍なく内部に伸ばし、指を曲げて恥骨の裏側を振動させる。
「そっかぁ、あぁ、あぁ、ぁあ…うぅン…、ね、待って、あたしも、しゃぶしゃぶする」
 真緒は上体をおこしてぼくのシャツを引っ張る。指を引き抜いて、ティッシュで拭き取る。シャツを脱いで、ベルトを外す。パンツごとジーンズを下ろして全裸になる。真緒は起き上がってベッドの縁に座ったまま、勃起したぼくのおちんちんを両手で掴む。陰茎を上にむけて、陰嚢に舌を這わせる。
「ンはぁ、瑠偉くん勃起するとやばいね、ズボンのうえからでもまるわかりだよ」
「真緒のヴァギナにぴったりじゃん、長さ」
「んふふ、そうだね、超ぴったり。毛も生えてないしー」
 そう言って真緒はおちんちんを呑み込む。唇でしっかり咥えて、舌を巻きつけるように動かしながらぐいぐい吸い込んで、先端が引っ張られて扁桃腺に圧迫されると、ぼくは女の子みたいな甘い声を漏らしてしまう。
「きもちいいよ、真緒」
 ちゃっこ、ちゃっこ、ちゃっこ、ちゃっこ。
 唇を半開きで、舌の根と扁桃腺でマッサージするから、八畳ワンルームの部屋に卑猥な音が響き渡る。百均で買った髪留めで長い髪をアップにして、二十五センチの陰茎をしゃぶる十歳の頬が桜色に染まるのをみつめる。
「ねえ、真緒、入れたいよ」
 そう囁くと、真緒は口を離して仰向けになる。ベッドの上で向きを変えて、枕を引き寄せる。ぼくは真緒に覆い被さって、オイルにまみれたすべすべの割れ目におちんちんをにゅるりと沈める。限界まで挿入しても、奥はまだ閉じているから子宮頸まで到達しない。ベッドに両手を突いたまま、腰をしゃくりあげるようにゆっくり回転させて、真緒の膣をピストンします。

 ぼくが初めてセックスしたのは小五の秋。
 クラスメートの久美子ちゃんと、図書館の屋上に干してあった職員仮眠室のマットレスの上でつなりました。初エッチの相手なのに、久美子ちゃんの名字を忘れてしまったのですが。
 それ以来、ぼくはたくさんの子と恋をして、恋をしただけ別れを味わって、修羅場も経験して、小学生六人と乱交したり、毎週乱交に使っていたカラオケ店から出入り禁止にされたり、そんな調子だから高校時代はヤリチン王子と綽名されて一部の子から疎まれたり、酸いも甘いも味わい尽くしてきたのです。
 自分がモテるとおもったことはないのですが、好みの子を前にしてエッチできそうだと感じたら、なぜだか誘わないといけない気がして、チャラいわけでも勇気があるわけでもないのに、使命感に近い想いで全力投球します。もしかしたらそういう策を弄せないストレートな投球が女の子に心と股を開かせるのかもしれませんが、所詮それは本能です。真緒はぼくの顔立ちとか身体とか髪とか声とかそういううわべに魅せられたと告白します。だけど、それでもなお、ぼくと真緒は恋人の関係ではありません。十歳と十九歳の年の差は、もっと現実的です。

「ぼくのどこがいいの?」
 枕を掴んでか細く喘ぐ真緒に聞く。暖房が効きすぎて汗が滲む。
「こ…声、とか、顔もすき…、あっあっあっあと…、匂い」
「匂い?」
「すごい落ち着くの、瑠偉の匂い」
「ぼく、匂いする?」
「するよ、柔軟剤に混じってるけど、瑠偉とくゆーの匂い」
 ぼくは身体を起こして、おちんちんを引き抜いて、割れ目に入れ直す。また引き抜いて、入れる。抜く、入れる。何回も抜き挿しする。中高生のようなヒダが無い代わり、未熟な子供の膣はとても狭くて、抜くときと入れるときが一番きもちいい。再び挿入して、腰を縦に回転させる。時々横にも回転させて、狭い膣全体を掻き回す。先っぽが子宮頸をこりこり撫でる位置でふたたび覆い被さり、脇に腕を差し入れて枕ごと真緒を抱きしめ、短いストロークで子宮頸を摩擦する。ぴったりなんて嘘。ぼくの長いおちんちんが根元まで入る子なんて滅多にいないし、衝きすぎるとみんな痛がるし、ぼくも痛いから、ちょうどぴったりになるところで固定して小刻みに子宮頸をマッサージするだけ。それだけで女の子は溶けてしまう。溺れてしまう。フィットしていると思い込む。
「あーいく、瑠偉、イっちゃう、イっ」
「ぼくも、ぼくもイク」
「んーっ、出して、いっぱい出してぇ」
 舌を絡め合う。狭い膣内に熱い精液をむりやり噴射する。さっきの抜き差しのせいで膣内に入った空気が抜けて、ぶりゃっ、ぶりゃっと悲惨な音を響かせる。真緒がぼくの髪をくしゃくしゃにする。ぼくも真緒の髪留めを外してくしゃくしゃにする。長い長い女の子の絶頂はいつごろおさまるのかわからないから、ぼくは心の中で百秒をカウントする。唇を離して、くすくす嗤う。ヘッドボードの向こうからティッシュを三枚取って、結合部分の下にあてがって、おちんちんを引き抜くと、ドボリと大量の精液が溢れてくる。拭く。真緒がぶるりと震えて、笑う。
「超いっぱい出したでしょ。出てくるのわかるもん」
「真緒がきもちよくて…」
「ウチら、同時にイクこと多いよね。相性いいのかなー?」
「もっかいしてもいい?」
「いいよ、てか瑠偉くん休憩しなくていいの?」
「ぼくは平気、頑張る。真緒は? 休む?」
「あたし寝てるだけだもん。ちょっと股関節が痛いだけ。無理しなくていいよ、瑠偉くん横になりな、あたしがうえになったげるから」
 ぼくは仰向けになって、真緒がぼくを跨いでじぶんでおちんちんを胎内に沈める。セックスを教えたのはぼくだけど、こんなに幼い子でも従順にセックスを覚えて、癖もなくて、週末お日様がのぼっているあいだじゅうひっきりなしにぼくをきもちよくしてくれるのです。
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