R18恋愛官能小説 青山倉庫

太陽ノ樹

第24話「キッズ倶楽部のアダルトな活動」

 週明け月曜日、午前中。適性試験が実施されました。
 それは曖昧な設問に対する答えをマークシートで選んでいくだけのものですが、設問数は膨大で、すべてに解答するには時間が足りません。それでも、できるところまでで良いと藤井先生がいいます。大事な試験なのに、佐竹と沖田の姿はみえません。
「もし早く終わったら、先に提出して構わないからね。終わった子から、順に帰れるよ」
 藤井先生がいいますが、だれも席を立ちません。適性試験の日の午後はお休みになったのですが、結局今週は土曜日も登校日なので、浮かれている余裕はありません。
 適性試験の設問は、このような塩梅。あなたはグループの子たちと三人で遊びにでかけました。出かけた先で、ご両親からスグに帰宅するようメールを受け取りました。それに対する解答は、一、後の二人に事情を話して帰宅する、二、メールを見なかったことにする、三、遊びに出たばかりなのにどうして帰らなきゃならないの、と抗議する、四、後の二人に事情を話して、どうすればよいか助言と同意を求める。いずれも、女子を想定した設問です。男子のぼくには、想像することがやや困難な、女子の生活の場面が描かれて、ただ設問を読んでいるだけでもくたびれてしまう。あるいは、自分が女子として扱われており、女子として考えて答えなければならないような気分にさせられる。
 金魚鉢学園が共学化したとき、渡辺先生たちは反対派だったと海野先生に訊きました。もしかすると、適性試験は男子をふるい落とすための口実ではないかと勘ぐりたくもなります。
「はい、おしまい。みんな鉛筆おいてー。後ろから集めてくださーい。ほら、もう終わり」
 藤井先生が手をたたく。マークシートと設問用紙を別々に重ねて、後ろから集める。金魚鉢のことだから、エッチな設問も期待したのですが、そんなそぶりもありません。教室の半分くらいは鞄に筆記用具を入れて、帰宅します。ぼくは先週末、モデルクラブへの入部届を書きました。いつから活動開始かきいていないし、今朝から芙実も麗奈もなにも言わないので、ひょっとするとこのまま帰宅できるかもしれないという期待。
「夏目くん、行こうよ」
 となりの芙実が声をかけてきて、ぼくは浮き足立つ。入部届を書いてしまったことに、すこし後悔する。普通の部活ならともかく、小学生も在籍するクラブで、また恥ずかしい想いをして全裸にならなきゃいけないことが気を重くする。
 ぼくは鞄を持って、芙実と麗奈、由香、留美子の四人と一緒に、別棟への部室へ移動する。渡り廊下を歩いているとき、留美子がぼくにきく。
「お化け屋敷でエッチしてたの、莉音と杏ちゃんだよね?」
 ぼくは一瞬考える。ぼくとお姉ちゃんがエッチしてる写真を由香が撮り、留美子がばらまいた。そこまでは識っています。その写真はぼくとお姉ちゃんの行為を撮影したものとして、女子たちの間に一時的にひろまったのだけど、拡散した本人に確信がない。
「そんなの、今更、どっちでもいいじゃん」
「怒ってる?」
「怒ってないよ」
「やーん、怒ってる」
「怒ってないって」
「ごめんね、あたし、話題が欲しくて遥香にちょっとみせただけなのに……」
「ひろまった割に、あんまり話題にならないから、別にいいよ」
「えーっ、超話題だよ。最近、事件が多いから、表沙汰にはならないけどさ。話題になってるから、モモが莉音のこと誘ったんじゃん」
「そうなの!?」
「そうだよ。莉音、超アゲメンだって言われてるからさ、ほら、アゲメンって、ヤった子の運気があがるって言うじゃん、だけど、近親相姦だと、超下がるって」
「なにそれ、しらない」
「雑誌に書いてあったよ。お兄さんが超アゲメンで、エッチしちゃった妹が、受験に失敗して交通事故に遭って、病院でレイプされて妊娠して堕ろして子ども埋めなくなったって、酷いよねー」
「それは創作じゃないの?」
「まじだよー、アゲメンって超ヤリチン多いじゃん。莉音もやりまくってるってみんな言ってるから、ウチらさりげなく監視してたよ。それで、莉音、油断しちゃうから、保健室でなっつーと愛し合ってるトコおさえたんだよね。あーあ、なっつーかわいそ」
「海野先生、運気下がってるじゃん」
「下がってないよー、爆アゲだよー。なっつー志願して校医研修受けてて、ほんとは一学期で終わりなんだけど、次の人が来られなくなって、正式に保険医になれるんだって。クラス受け持ちとかないのに、普通の先生より給料いいんだよ。いくらだと思う?」
「わかんないけど…、斉藤先生のあとに入った田辺先生は、額面三十三万くらいだって言ってるから、四十くらいかな?」
「ぶぶー、六十だよ。すごくない? 私立だからお金あるんだろうけどさ」
 留美子ときちんと喋ったのは初めてだけど、途轍もなくお喋りな子だとわかりました。そうしているうちに、部室の前に到着します。重い扉を開けて、スタッフルームに入ると、ぺちゃくちゃお喋りしていた女子たちが沈黙する異様な空気が垂れ込めています。
「ウチら、遅刻だよ」と留美子が囁く。
 スタッフルームには、おなじクラスの市松美紀子と安田星來がいて、お互いの制服を脱がしあう。それ以外にメンバーの姿が見えず、シャッターの音が響き、撮影スタジオから甘い喘ぎ声がたくさんきこえる。ぼくたちはロッカーの前に鞄をおろして振り返ると、スタジオに大きなベッドが二台も据えられ、そのうえで六人もの裸の少女たちが艶めかしく絡み合い、甘い声を響かせる。周囲には他のメンバーが裸のままソファに座って、髪を巻いたりして順番を待っています。撮影スタッフは美桜と、小津で出会ったナツと呼ばれるおっぱいの大きいギャル。ナツがぼくたちに気づいて、手を振ります。
「夏目くん、早く脱いで」
 芙実に言われて、ぼくは制服を脱ぐ。急いで脱ぐ。まるでこれからお風呂に入るみたい。脱いだ制服を畳んで、鞄と一緒にロッカーに入れる。スリッパを履いて、スタジオに入る。人数を数えると、三十二人、一人足りない。桃華がいない。ぼくは、ソファに座った隣のクラスの矢津美保にきく。
「桃華は?」
「モモ、今日来られないよ」
「あれ? 教室にはいたよ」
「なっつーと、ステージ下見に行ってるから?」
「ステージ?」
「金魚鉢小の西館にあるちっちゃいホール。このクラブ、ショーやるみたいだから」
「ショー?」
「デザイン部とコラボ…。夏目くん、呼ばれてるよ」
 前を向くと、美桜が手を振る。
「夏目くん、次だから、シャワー浴びてきて。由香と留美子も」
 ぼくたちはシャワールームに入る。シャワーは一本しかないから、お湯を出して、上のフックにかけて、ぼくと留美子と由香は寄り添って浴びる。二人とも肌を密着させるから、ドキドキして、ぼくは天井を見上げる。まだ、勃起してはいけない、感じちゃいけない、と念じる。二人の手のひらがぼくのお腹と背中と胸を撫でる。
「莉音、緊張してる?」と留美子。
「うん…」
「あたしたちも、緊張だよ。だって、初めてだよ」
「裸で撮影するの?」
「ううん、違うよ」
「エッチなこと?」
「莉音、モモから、きいてないの?」
「なにを?」
「今日、莉音、みんなとセックスするんだよ」
「えっ、なにそれ?」
「あー、きいてないんだ。モモ、いい加減」
「セックスするの? ぼく」
「厭?」
「ううん、厭じゃないけど…。みんなは、それで、いいの?」
「うーん、どうだろ…。休んだり、辞めちゃう子がいるとおもったけど、今日みんな来てるからね。あらっ、莉音、やる気まんまんだね」
 すっかり勃起してしまったおちんちんを、留美子が握る。由香も握る。由香は耳元で、留美子は莉音の写真でオナニーするんだよ、とぼくにしか聞こえない声で囁く。ぼくはますます硬くなる。シャワーを止める。ぼくたちは脱衣所で身体を拭いて、スタジオに戻る。ナツが手招きする。全員の視線が、ぼくに集中する。
「夏目くん、ベッドの真ん中に仰向けに寝そべって」
「はい」
 指示通り、ぼくはベッドにのる。少女は六人から八人に増えて、キングサイズのベッド二台を密着させた広さでひしめき合い、ぼくは少女たちの肌の間をすり抜けて、身体中を触られながら、仰向けに寝そべる。八人の少女たちに囲まれて、見下ろされて、怖じ気づく。八人のなかに、天使のように美しい少女が二人。
「夏目くん、今日のことは、モモからきいてる?」
 美桜がきく。ぼくは首を横に振る。
「撮影しながら、この子たちとセックスするの。みんな金魚鉢小のモデルクラブの子で、処女だから、優しくね」
「はい……」
 説明はそれだけで、美桜は三脚の前に戻る。女の子たちの紹介もない。美桜がカメラを構えると、ナツが反対側で膝をついて、八人の少女たちの手がぼくの身体に触れる。怖い。怖くて、緊張して、身体が硬い。一人、二人ならともかく、大勢を相手に、ぼくはどうすればいいかわからない。
 天使のように美しい少女二人は、向かい合って、ぼくのおちんちんにキスをする。二人とも色白で、一人はヘイゼルカラーの瞳で、もう一人は青い瞳でぼくを見上げて、ダークブラウンのカールした髪を掻き上げ、ハーフ特有の整った顔立ちにドキドキする。そんな美しい少女が、ぼくのおちんちんを交代で咥え、飲み込む。両脇の幼い子二人が乳首を吸う。更に二人が脇腹に舌を這わせる。おちんちんを愛撫する子が四人に増える。緊張がすこしずつとけていく。乳首を嘗める幼い子の舌が這い上がって、ぼくの唇を嘗める。キスをする。ぼくは両腕を伸ばして、二人の少女の濡れた割れ目を愛撫する。唇が離れて、少女たちの隙間から、ぼくを跨ぐハーフの子の姿をみあげる。誰かが透明のドロドロした液体をおちんちんに垂らす。ヘイゼルアイの少女は、なんの情緒もなく腰をおとして、先端が幼い割れ目をメリメリ拡げて、ぶりっと滑り込み、そのままゆっくり根元まで沈む。三十二センチ五ミリの巨根が細くて小さな身体にすっぽりおさまってしまいます。。ぼくはぼくが上になって、少女たちの処女を奪うことを想像していたから、身体の方がびっくりして、痙攣して、少女が動き始めた途端に射精する。
「ぴくぴく、してます。ほら、ジュネ、触って」
 ヘイゼルアイの少女が言って、青い瞳のジュネの手を取り、自分のおへその上にあてる。青い瞳のジュネはクスクス笑って、すごーいちょっとキモイかも、と言う。シャッターの音が響く。普通に日本語を喋っていることさえ不自然なくらい綺麗な子が、ぼくに処女を捧げて、幼い仕草で友達と体験を共有したがる。
「ハーフなの?」
 射精がおさまって、ぼくは震える声でききます。つながったままのヘイゼルアイの少女は恥ずかしそうに微笑む。本人の代わりに、ぼくの乳首を舐める幼い少女が答えます。
「エレンはお父さんがスペイン人だよ。ジュネはお母さんがフランス人。綺麗だよね」
「うん、綺麗」
「エレン、痛くないの?」と幼い少女がきく。
「入れるときちょっと痛かったけど、もう痛くないよ。あみ、交代する?」
「えー、あたし?」
 エレンは腰を浮かして、おちんちんを引き抜く。精液が糸を引く。ジュネが飲み込んで、頭を上下させる。あみとエレンが立ち上がって、ぼくを跨いで場所を交代する。女の子の濡れた割れ目を見上げたアングルで追いかけて、すぐ傍にきたエレンがぼくの乳首を吸い、あみが腰を沈める。
「ちょっと痛い、ああ、おっきいよ、入らないよ」
 周囲の子たちが、あみの割れ目に指を滑らせ、乳首を舐める。女の子たちが甘い声で囁き合い、あみは甘い声で喘ぎ、照明の位置が変わり、エレンと舌を絡め、唇をすりあわせ、そっと口を離したとき、唾液の糸がつつと一本伸びて、その向こうであみが未熟な膣にぼくの先端がぶちゅりとねじ込まれ、シャッター音が響き、なめらかな肉の谷間に陰茎が飲み込まれているグロテスクな光景が強い照明を浴びて、次々と撮影されていく。
 セックスは、微速度撮影された桜の開花に近い甘美なもので、同時に、血と臓物と剥き出しの肉片が飛び散る残酷映画の官能を兼ね備えた、人類に許されたもっとも猟奇的な行為です。その残虐性は、おとこよりも、おんなによって加速するのですから、ぼくの嗜虐はムクムクと膨れあがり、快楽の高波に洗われます。
 半分まで沈んだところで子宮に到達し、ぼくはあみを優しく突き上げる。
「はっ、はっ、はぁっ、はっ、ふっ、はああっ、あっ、りお…、んっあっああっ」
 さっきまで演技していた甘い声は消えて、トーンが下がり、ピストンのちゃぷちゃぷにあわせて浅く呼吸する。あみの太股の付け根を汗が流れ、両手をぼくの胸に突いて、二の腕を震わせ、ぼくはエレンとショートヘアの子の割れ目を指先で弄びながら、幼くて切ない姿を眺めていたかったのですが、別の子がぼくの頭を跨いで、股間をおしつけます。九歳の亜梨子と変わらない、未発育でヒダのすくない瑞々しい粘膜に舌を這わせ、唇をつけて肉芽を吸い出し、ちゅかちゅか音を鳴らして蜜を吸いたてる。
 びゅるっ、びゅるるっ、びゅるるるるるっ、びゅくっ。
 処女の粘膜を嘗めながら、あみの胎内に四発。あみの膣がつるりと抜けて、別の処女が挿入に挑戦する感触が、みえないところでじぶんの身体を悪戯されているような気分です。ぶにゅりと先端が処女を裂き、にゅるるるるっと結構な勢いで飲み込まれてゆきます。幼いあみより深い膣で、ぼくの頭を跨いでいる子が、沙耶がつながっているよ、と教えてくれますが、みえないので誰だかわかりません。ぼくの頭を跨いでいる子が、腰を浮かして、みせてくれます。胸がふくらみかけた、笑窪の可愛い子で、きもちよさそうな表情だけど、無言で、少女の股間から眺めるぼくをじっとみつめかえし、ゆっくり上下に動き始めます。
 ぶちゃぽっ、ぶちゃぽっ、ぶちゃぽっ、すごい音。
「中学って、男子、いなくなっちゃうの?」
 ぼくを跨いでいた少女が傍らに座り直して、ききます。こんな状況で。
「どうして?」
「八尾と橋本が捕まって、本田くん辞めちゃったじゃん」
「しってるの?」
「男子少ないから、みんなしってるよ」
「八尾たちは、じっ…自業自得だけど、晃弥は、陸上、続けられないから…」
「佐竹くんは、怪我したじゃん」
「えっ? 嘘、しらない」
「週末の練習中に高いステージから落ちて、片腕と片足骨折したんだって。おなじクラスなのに、しらないの?」
「そういえば、今日、適性試験なのに、見かけて…、はぁっ、イク」
 精を射出する振動すらきもちいい。五回、六回、七回…、おさまった。少女たちは、ぼくの射精にあまり反応しない。余韻に浸るまもなく、別の子がぼくを跨ぐ。顔の似てる二人の少女の片方。ぼくは、双子? ときく。きかないと、そういうことは、教えて貰えなさそうです。
「双子…です。奈美と、双子。莉音くんと、杏樹ちゃんとは、違うけど」
「一卵性?」
「そう、イチランセー」
「こっちが奈美ちゃん?」
「そう、あたしが香奈、で…、あーっ」
 両脇のジュネと奈美が、香奈の身体を無理矢理沈めて、先端がぶりっと処女を姦通する音が聞こえる。おおー、すごーい、とジュネが感嘆する。ジュネとエレンは、特徴的な、肉質の声です。欧米の血が混じると、容姿もそうですが、声も変わるようです。香奈は眉間に皺を寄せて、唇を噛んだまま堪えていますが、ああ無理、と呟いて腰を浮かそうとします。それをジュネと奈美が力尽くでおさえつけて、今抜いたら今日はできないよ、と諭します。苦しんでる女の子に厳しくするのはやっぱり女の子です。
「沖田くんも見かけてないけど…」とぼく。
「沖田くんは、もうダメだね」
 さっきまでぼくを跨いでいた子が言います。
「美桜は沖田くんのこと好きだったの。でも、告白したら、結構酷い断り方したらしくて…」
「そうなんだ。沖田くんとはあまり喋ったことなくて…」
「馬鹿だよね。美桜、オフィスジランの社長の娘なのに」
「そうなの?」
「そうだよ。だから、ウチらクラブでこれだけ好き勝手できるんじゃん。渡辺先生は小学校で理事やってるけど、あの人も美桜のお母さんには頭あがらないんだよね。唯一、このクラブの中だけは、あいつの力が及ばないところなの、聖域なの」
 香奈が腰を沈める。あまり濡れていない粘膜の刺激に耐えかね、ぼくはあっという間に射精する。
「あーっ、出てる、出てるよ」と香奈。
「だめ、これは無し。ちゃんとずこばこするの」
「熱い…、はぁ、はぁ、あっあっあっ」
 動けない香奈の代わりに、ぼくが腰を上下させます。処女の子は普通なにもできないのに、これだけ長くて大きなおちんちんを自分の膣に沈めなければならない残酷さは、ぼくにはちょっと我慢できない。はやく射精して、香奈を解放してあげたい。だけど、おちんちんと膣の間に満遍なく精液がコーティングされて、滑りがよくなって、刺激がなくなった。きもちいいのだけど、スグに射精できる感じじゃない。
「ジュネ、は、何年生?」
「あたし? 六年だよ」
「フランス語とか、喋れるの?」
「ううん、お父さんとお母さんは喋れるけど、あたし全然」
「ジュネって、綺麗な、名前だね」
「綺麗じゃないよ、ジュヌビエーヴだよ。ちょっと大袈裟でしょ」
「ジュヌビエーヴ? 少女漫画の、主人公みたいじゃん」
「えーっ?」
「ねぇ、香奈ちゃん、辛そうだから、無理しないで、ジュネ代わってあげて」
「でも、一人一回はしないと……」
「もう充分、ぬちゅぬちゅ、したよ」
「アハハ、ぬちゅぬちゅってなにー?」
「ちんぽが、まん…、ぐぅっ」
 びゅくびゅくびゅく、激しい痙攣にあわせて、ふたたびシャッターが連続で切られる。美桜が手をかざして照明の位置を指示する。プライベートな行為が、こんなにきもちよくなって仕合わせでいる姿が、たくさんの写真に撮られて、誰かしらない人にみられることを想像すると、羞恥と虚栄で頭の中が春色に染まる。香奈が腰を浮かして、肉色の陰唇がめくれあがり、おちんちんが抜けて、精液がドボドボこぼれ落ちる壮絶な景色さえ美桜がカメラにおさめる。ジュネがぼくを跨ぐ。おちんちんが休まる暇もなく、ジュネの白い割れ目を拡張して、めりめり、ぶつりと処女膜を突き抜ける。血が混じった桃色の絵の具に近い粘度の精液が陰茎を流れ落ち、ぼくの股間とお腹に拡がる。根元まですっぽり包まれて、ジュネは、ぼくの膝に後ろ手をつき、身体を反って腰を突き出し、ぶちゃこ、ぶちゃこ、と凄まじい卑猥さでピストンします。
 そんな音が響き始めると、少女たちの愛撫がとまり、静かになり、ジュネの息づかいと、肉のたてる濡れた音と、美桜の金属的なシャッターサウンドだけが白い壁に反響し、ぼくはきもちよくても声を出しづらくて、唇を噛んで耐えます。ジュネの姿をみていると、興奮して叫んでしまいそうになる。だからぼくは、どこかなにもない空間に眼を向けようと首を傾けますが、右を観ても左を観ても、少女の裸に囲まれて、どこにも救いはありません。隙間無く甘美に包まれて、快感が途切れることがなく、息をのむ少女たちがふたたび愛撫に戻ると、ぼくは溜まらず、あーっ、あーっ、と惚けた声をあげてしまいます。
「莉音、もっとリラックスして、あわてなくても、今日はたっぷり時間あるから」
 美桜がそう言ってくれるのを聞き流し、ぼくは白目を剥いて音が聞こえるくらい派手に射精し、身体を反ってジュネを持ち上げ、それでもジュネのピストンはとまることなく、粘膜と粘膜が密着して体液さえ交換しあう距離で包み包まれ、次々に打ち寄せる快感が粘膜と粘膜の密着した輪郭を際だたせ、陰茎と膣の、それぞれの形状はそのまま快楽の形状なのだと、薄れる意識と認識の混濁にひとり納得したまま、そこから先はよく覚えていない。
<< 前のページ 戻る