R18恋愛官能小説 青山倉庫

金魚博士の些末な日常

第4話「独占欲」


 十二月二十四日、土曜日、クリスマスイヴの夕方。
 本格的に積もる勢いで雪が降り出した中、あたしは駅ビルから家まで走って帰宅しました。玄関で靴を脱いでいると、真優がバスタオルを持ってきてくれます。あたしはタオルを受け取って、雪を落とし、濡れた髪の毛を拭く。
「お風呂が沸いてるよ」と真優。
「お母さんは?」
「お父さんと出かけちゃった」
「シュンは?」
「お座敷にいるよ」
 あたしはタオルを真優に渡して、お座敷を覗く。縁側を向いて正座したまま、雪が降るのを眺めている。あたしがきつく当たったせいで、ひとまわり小さくなったようにみえます。その小さな背中をみていると、ふと、宇田川浄水場に棲んでいる猫たちのたたずまいを思い出します。あたしは足音をたてないようにそっと近づいて、じぶんのマフラーを背中にかけてあげる。
「シュン、ごめんね」
 シュンは少しだけ横を向く。泣いていました。長い睫と薄い唇が濡れて、白い吐息が震えて、涙のあとが頬に筋をつくる。あたしの我が侭で真優を泣かせたときとおなじくらい、心がぎゅっと痛い。
「ごめんなさい…、ぼくがいけないの」
「シュンは悪くないよ。ぶったりして、ごめんね」
 あたしはシュンの背中を抱く。細くて、繊細。どこにも男の子らしさがなくて、あたしのしっているモンスターの面影はどこにもないのだけど、あたしはシュンのこめかみに傷跡をみつけてしまう。それは、シュンがもっと小さいときに、小学校のブランコで真優とあたしと三人乗りして遊んでいたとき、バランスを崩してひっくり返って、ブランコの板が戻ってくるときに、シュンが真優を庇ってできた傷跡です。
「シュン、冷えちゃったね。お姉ちゃんと一緒に、お風呂で温まろうか?」
「一緒に?」
「うん。真優もいっしょ」
 シュンの濡れた頬に微笑みがもどる。あたしはシュンの手を取って、真優と三人で脱衣所に行く。服を脱ぎます。真優はしょうがないのですが、あたしはもうすぐ中二なのに、おっぱいは小さいし背も低いしアソコに毛も生えていませんから、裸になると真優とおなじ小学生のようです。おっぱいがおおきくなって、アソコに毛が生えたら、いっしょに羞恥心も芽生えて、シュンと一緒にお風呂に入れなくなるとおもいます。
「シュン、脱がしてあげる」
 上を脱いだだけでもじもじしているシュンのパンツをおろします。すると、ごろんと重い感覚があって、シュンの長大なおちんちんがあらわになります。ちいさい頃から魚肉ソーセージみたいに大きめサイズだったのですが、たった二年のあいだに大人以上にたくましく成長して、華奢で少女のようなシュンの容貌とはミスマッチなサイズ。
「わーおっきい。シュン、おちんちんだけ大人だね」
「恥ずかしいよ」
 シュンは腰を引いて照れていますが、あたしはシュンの腕をひいてお風呂に連れ込みます。シャワーを出して、お湯で身体を流し、あたし、シュン、真優の順番に湯船につかります。あたしがシュンを抱っこして、シュンは真優と向かいあって抱き合います。お風呂の時もじっとしていなかった子なのに、いまのシュンはおとなしくあたしに抱かれたまま、恥ずかしそうに肩をすくめて震えています。
「シュンはおとなしくなったね。あんなに腕白だったのに」
「沙希ちゃんに、嫌われたくないから」
「これからも、おとなしくする?」
「する」
「いい子。でも、ここだけおとなしくないのね」
 あたしはシュンの成長したおちんちんに指を巻きつける。下を向いていたおちんちんは、いつの間にか上向きになって、すこし硬くなる。あたしの指が根元からするするとのぼり、シュンの陰茎はみるみる太く長く硬く反り返って、先端の赤い粘膜が、湯船からぴょこんと飛び出します。あたしは両手で握って、長さを確かめる。だいたい三十二センチと五ミリくらい。シュンはあたしより五センチくらい背が低いから、百四十五センチくらい。身長の五分の一よりおちんちんの方が長い。
「シュンのちんちん、こんなにおっきかったっけ?」
 真優が首をかしげる。あたしはかつてのシュンの面影をこめかみの傷にしか見いだせないのに。
「ちんちんって言わないの」とあたしがとがめる。
「じゃあ、ちんぽ?」
「違うよ、おをつけるの」
「おちんぽ!」
「やーだ真優、恥ずかしい子」
 真優は、おちんぽ、おちんぽ、と連呼しながら、シュンの陰茎を握ってゴシゴシしごく。シュンは頭を仰け反らせて、目を閉じて、あん、あん、と女の子みたいなエッチな声を漏らします。あたしも真優と一緒に、シュンの長いおちんぽを握って、優しくマッサージ。
「シュン、どうしたの?」
「きもちいい…の」
「どこが?」
「おちん…ぽ」
「やだシュン、エッチ」
「だって真優ちゃんが……、沙希ちゃんまで」
「きもちいい?」
「うん……」
「あたしたちのも、触ってみる?」
「触っていいの?」
「優しくね……」
 あたしはシュンの手を取って、あたしと真優の股間に導く。指先がびらびらに触れる。割れ目に沈む。真優がうっとりした眼差しで、あたしとシュンを交互にみつめる。
 お風呂に誘ったときはこんなことするつもりはありませんでした。だけど、シュンの愛らしい表情と美しい身体、シュンの男の部分に触れているうちに、いたずらしたくなったのです。男の人のアソコはグロテスクで汚いものだと想像していたのですが、シュンのそれは大きいばかりでつるんと艶があって毛も生えて無くて、先端の赤い粘膜は果物みたいに色づいて嘗めたくなります。おちんちん、より、おちんぽ、という恥ずかしい単語がぴったりの造形。
「おまんこって、いいます」
「え…?」
「あたしと真優のアソコのこと」
 シュンは微笑んで、あたしの敏感な突起を指先でつまむ。おもわず、あん、あん、声がでちゃう。
「おまんこ、しってるよ。赤ちゃんが産まれるところ。おちんぽを入れると、きもちいいんでしょ」
「シュンは、入れたことあるの?」
「ううん、ないの」
「入れたい?」
「うん、入れてみたい」

 帰宅したのが午後五時二十一分。お風呂に入ったのは六分後。お風呂をあがって三人であたしの部屋に戻ったのが午後六時二分。あたしたちは全裸のまま、石油ファンヒータと加湿器をかけて、ベッドの上で愛撫しあう。あたしのベッドはもともと妹と二段ベッドだったものを分解したものですから、手すりが残っていて、どんなに絡み合っても落ちることはありません。
「シュン、すごいピクピクしてる」
 真優が囁く。あたしと真優はシュンのアソコを挟んで手を握りあい、上下にちゅるちゅるマッサージ。両方の乳首を吸ったり嘗めたりして、シュンが敏感に反応するのを観察します。
「シュンのおちんちん、嘗めてあげようか」
 あたしがそう言うと、シュンはちいさく頷く。
「代わりにあたしのアソコを嘗めて…」
 そう言って、あたしはシュンの身体を跨いで、真優はシュンの両脚に身体を乗せて、おちんぽを挟んで向かい合います。身動きのとれないシュンは、あたしの胸に手を伸ばして、乳首を指先で触れながら、あたしの割れ目にちゅっかちゅっかと吸いついてくるものですから、あたしも負けないように、シュンのおちんぽに舌を、つつ、と這わせます。真優もおなじように、おちんぽの裏側に、ちゅるりと唇をつけて滑らせます。そしてあたしと真優の唇は、シュンの先っぽで出会って、亀頭という最も敏感な粘膜を口に含んだまま、あたしたちは舌を絡ませあって、猥褻なキスを体験するのです。
 びゅうううっ、ボタボタボタ…。
 卑猥な音と痙攣を伴って、シュンの先端が精液を噴きあげて、あたしたちの顔と髪と肩と背中に降り注ぐ。真優のおでこから精液のかたまりがどろりと流れて、あごを伝って糸を引きます。四十ミリリットルから六十ミリリットル、五十センチほど噴きあげた精液の量はおそらくそのくらい。
「ごめんなさい、ぼく、我慢できなくて……」
「シュンくん、いっぱい出たよ」
 真優があたしの肩越しに言う。あたしは身体を起こして、シュンの横に仰向けになる。壁の時計が六時十八分を差す。もう一度、お風呂に入らなきゃ。
「シュン、元気なくなった?」
「元気…どうして?」
「イったでしょ」
「元気はなくならないよ。沙希ちゃんも真優ちゃんも、きもちいいから…」
 上体を起こしたシュンのアソコはまだ勢いよく反ったままで、真優が先端を咥えて頭を上下させる。真優はあたしがあれこれ命令しなくても、あたしが望んだように行為するすぐれた妹です。自分勝手で我が侭なかつてのシュンは大嫌いですが、従順でおとなしくて聞き分けの良いいまのシュンはあたしの理想。ふたりともあたしのもの、あたしひとりのもの。裕太のように包容力のある男に憧れてみて、大人になろうと褄先だって震えていたあたしは、やっと腑に落ちる相手がどんなひとなのか実感して、両脚をひらいて真優に愛撫されるがままのシュンから目を離すことができません。
「シュン、お姉ちゃんと、セックス、しようか」
 シュンは潤んだ眼であたしをみつめて、頷いて、ゆっくりあたしに覆い被さってくる。シュンのおちんぽは大きいから入らないかもしれませんし、痛いかもしれませんが、別に最初からうまくいかなくても構いません。ゆっくり時間をかけて慣らしていけばいいと考えていたのですが、シュンはおちんぽの先端をあたしの割れ目におしつけて、
 めりめりめりっ。
 なんの準備もできていないあたしの処女を裂いて、シュンはあたしに身体を密着させて、さらに深くおしこんできます。
「しゅ…、ダメ……ダメっ、痛いよ」
「ごめんなさい…」
 シュンは不安そうな表情で、おちんぽを抜こうとします。
「ダメ抜いちゃ、じっとして。慣れるまで、はぁはぁ」
「このまま?」
「そのまま、じっと。シュン、おっきいから、ゆっくりしないと、お姉ちゃんのおまんこ、破けちゃう」
 シュンはあたしの薄い胸に頬をぴとんとくっつけて、あたしの鼓動を聴いています。真優が、あたしとシュンの結合を覗き込んで、眼を丸くします。
「お姉ちゃん、ほんとに入ってるよ。ちょっと血が出てる」
「あたし、処女だから……」
「痛い?」
「すこし…、でも慣れてきた。シュン、動いていいよ」
「どうするの?」
「腰を前後に動かして、おちんぽ、出し入れするの。動かないと、シュン、きもちよくないでしょ」
「ぼく、じっとしててもきもちいいよ。沙希ちゃんの中に入ってる」
「ウフフ…。あたし我慢してあげるから、動いてみて。きもちいいから」
 シュンは下唇を噛んで、ゆっくり腰を動かし始めます。おもった以上に濡れていて、ぷちゅっぷちゅっと卑猥な音が響いて、痛いのですが、さっきほどの痛みはありません。シュンの動きは徐々に速くなり、激しくなり、あたしの身体が上下にゆさゆさ揺れて、頭上から覗き込む真優と眼があいます。
「お姉ちゃん、きもちいい?」
「へ…えぅ、うっ、あっ、あっあっあっすっごっいっいっあっ」
 シュンの巨根に内蔵ぜんぶをぐっちゃんぐっちゃん衝かれて言葉にならなくて、それを妹にじっと観察されていることが恥ずかしくて、ますますいやらしい気分になって、いやらしい声を漏らします。ノンストップで六十二秒間の間に二百七十七回突き上げられて、
「くはぁっ、はぁっ、はぁあっ、沙希ちゃん、きもちひぃ……」
 シュンは息を荒げてあたしの胸に頬をのせてぐったり。さらさらした色素の薄い髪の毛があたしの胸をくすぐって、赤らむ頬に汗ではりついた髪の毛を指先で掻きあげて覗き込もうとして、お腹に力を入れるのですが、あたしの胎内で脈打っているシュンを感じて力が抜けてしまいます。
 びゅくっ、びゅくっ、びゅくっ、びゅるるっ。
 動いていないのに、シュンのおちんぽがピクピクして、なにかが勢いよく噴き出すを感じます。大変。中に射精してる。ああ、いま抜いてももう遅い。あたしはシュンの頭を胸に抱いて、そのびゅくびゅくがおさまるのを待ちます。真優が四つん這いでベッドの上を這って、あたしとシュンのつながってる部分を覗き込み「おねーちゃん、シュン、中に出してるよ」といいます。
「ごめんなさい…」とシュンが呟く。
「シュンくん、中に出しちゃだめなんだよ」と真優。
「我慢できなくて……」
 離れようとするシュンの腰に両脚を巻きつけて、あたしはシュンの頬を引き寄せます。なぜか、神妙なきもちで、シュンの紅い果物みたいな唇にパクリと吸いついて、ちゅるちゅる舌を絡めながら、いいのよ、といいます。
「シュンくん、あたしのおまんこ、きもちよかった?」
「すごい、きもちいいよ……」
「まだきもちいいの?」
「うん、溶けそう」
「もっとする?」
「いいの?」
 あたしはセックスそのものがきもちいいとはあまり感じられなかったのですが、シュンがあたしの中できもちよくなってくれることが嬉しくて、シュンの身体を離しません。だけど、妹があたしたちを遮るのです。
「お姉ちゃん、そろそろお父さんとお母さんが帰ってくるよ」
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