R18恋愛官能小説 青山倉庫

人形地獄

第24話「ぼくの娘」


 優那と遥香はぼくの乳首を愛撫して、綾乃とさくらはぼくの性器をうばいあって、ぼくは濡れた音ととめどない快感に目を覚ます。
「おはよう、雅之くん」
 四人の少女に愛撫されるぼくのベッドのまわりに七人の幼い少女たちが並んで立ち、仰向けのぼくを優香理さんが覗きこんで挨拶する。
 優香理さんとの九年ぶりの再開は、そんなカタチで実現した。
 ぼくが最後にみた写真よりもずっと美しく、大人の女性に成長していたけれど、優しい眼差しに懐かしさをおぼえて、いまのじぶんがされていることを忘れて、ぼくは震える手をさしのべる。
「優香理さ…ぁんっ」
 びゅううっ、びゅっ、びゅくっ、びゅくっ、びゅくっ、びゅくっ、びゅくっ。
 じぶんの声の振動に刺激されて、九年前よりずっと量の増えた精を天井めがけて次々と打ち上げる。ばらばらに降りそそぐ。あまりの恥辱にぼくはさしだした手をひっこめる。窓から射し込む朝日に、噴きあげる精がきらきらと輝いて、ぼくと少女たちのからだを濡らす。
 優香理さんはぼくの傍らのスツールに腰掛ける。
「今日から、またあなたのお世話をさせて貰うわね。どうぞよろしく」
「優香理さ…んっ、一体、いつ…はぁぁっ」
 綾乃がぼくを呑み込んで頭を上下に振って、さくらはぼくの袋を吸い込んでくちのなかで転がして、二人の指が会陰に沈んで、優那が乳首を吸って、遥香が脇腹を舐めて、からだじゅうから濡れたおとが響いて、なにを喋っても卑猥な声になってしまうから、ぼくは唇を噛んで口を噤む。
「今月、島に来た子たちよ」
 優香理さんが七人の少女たちを紹介する。少女たちは透けたショオルを肩にかけて薄い乳房に垂らし、それ以外にはなにも身につけていない。島に来た少女たちは、着るものを取りあげられて、裸で過ごす。そしてぼくに引き合わされて、ぼくたちがすることをじっと見守る。
 九年間、毎月こうやっておなじように女中たちが少女たちを紹介して、曇った表情の娘たちを優那と遥香がベッドに引きずり込んで、さくらと綾乃が懐柔して、外科治療を受けるような表情で乙女たちは股をひらいてきた。ここに並んだ少女たちも例外なく、怯えた表情で、ぼくたちを見下ろしている。そのなかに、静謐な眼差しの乙女がひとり。
「歌子ちゃん…」
 ぼくが声をかけると、歌子はぺこりと頭を下げる。
「こんにちは、雅之さま。あさくら、うたこです。改めて、よろしくおねがいします」
 ぼくを愛撫していた四人が顔をあげる。歌子を見上げる。優香理さんが、麗奈の子よ、と紹介する。
「まぁ、お声がそっくりだわ…」と綾乃が云う。
「麗奈に似て、びじんね」とさくらが云う。
 優那と遥香は顔を見合わせて、囁きあう。
「麗奈の子?」
「そうよ、優那、歌子さんは麗奈の娘よ」
「じゃあ、お父様は雅之じゃないの」
「そうね、雅之はお父様ね」
「では、わたしたちは、おばさまかしら?」
「そうよ、だけど、歌子さんはわたしたちより背が高いわ。麗奈に似たのね…」
 ふたりは声を揃えて、歌子に尋ねる。
「歌子サン、お年は、いくつ?」
「九つです、もうすぐ、十」
 優香理さんは立ち上がり、他の六人の少女たちを紹介して廻る。佳美、真智子、涼子、美月、詩織、多恵。ぼくはいちいち覚えることができない。この島へ来て、六百人以上の少女たちと枕を共にして、六百人以上の少女たちの汗と愛の雫がこのベッドに染みこんでいる。今、名前を覚えたところで、また次に抱くのはいつになることやら、見当もつかないのだし、名を覚えて情にほだされると、きっとあの残酷な別れがつらくやりきれなくなってしまうから、ぼくは少女たちの名も顔もあまり覚えないように、消極的な努力をする。
「歌子さん、どうぞお乗りになって」
 綾乃が歌子の手を取る。歌子はそっとベッドの端に膝を載せ、ショオルを脱ぐ。僅かに肋の浮いた胸に、桜色の乳首がふたつ。まだおんなの影もない幼い胸だけど、すらりと伸びた細い腕と太股が艶めかしい。
「優香理さん、今日は、みるだけではないのですか?」
 ぼくは優香理さんに尋ねる。初めて訪れた少女は、ぼくたちの行為を眺めるだけのことが多い。
「歌子には、きっと、才能があるとおもうの」
 優香理さんがそういうと、歌子は腰を捩って恥じらう。微笑む。
 さくらが歌子によくみえる角度で、髪を掻き上げて、ぼくの長い陰茎を呑み込む。巧みに舌を巻きつけて、ちゅるごっ、ちゅるごっ、とあられもない音を鳴らして愛撫する。歌子はぼくの足下にちょこなんと正座したまま、愛撫の様子を観察する。
 からん、からん、と朝の鐘が島内に響く。ラジヲから音楽が流れてくる。窓の外に一筋の煙がみえる。島が活動を開始する時間。寝室のドアがノックされて、新しい女中の伶俐と音禰が食事の載った台車を推す。おはようございます雅之さま、お嬢さま、朝食のお時間でございます、と首を垂れる。丸テエブルに朝食をならべる。
 ぼくたちの身のまわりを世話してくれる女中は、姉沢伶俐と片栗音禰の二人だけになった。珠莉を含めて、昔からいる女中たちは、ぼくたちの寝室に出入りすることがすくなくなった。この二人は十二歳だった四年前に人形になったのだけど、自ら女中になることを望んだのだ。他の女中たちの給仕服も年々扇情的になっていったけれど、この二人の給仕服は胸がはだけて、短すぎるスカアトは股間を隠せず、長い白のソックスを履いただけで、下着をつけない。一体、服を着る意味がまるでない。それでも二人はあまり恥じらうことなく、綺麗な姿勢で直立する。
「サァ、歌子ちゃん。やってみて」
 さくらがそう云って、歌子の手にぼくの濡れた陰茎を握らせる。歌子は躊躇いなくぼくを咥えて、ちゅるりと根元まで呑み込んでしまう。性器の先端に、歌子の鼓動を感じる。トクン、トクン、トクン、とてもはやく脈打っていて、歌子はおなじくらいはやい律動で頭を上下する。
 ちゅっこ、ちゅっこ、ちゅっこ、ちゅっこ。
 卑猥な音が静かな寝室にこだまする。鳥肌がたって、息を荒げて、ぼくはテエブルの脇に立つ伶俐と音禰をみあげる。二人はぼくをみて微笑む。伶俐は視力が弱く、眼鏡をかけるようになって、柔和な顔立ちがますます優しくなった。ぼくはときどき、二人を求める。二人ともいつでもどんなときでも一処懸命奉仕してくれる。そういう女中のことを、傍女と云うのだ、と実次に訊いた。麗奈は立派な傍女だった。愛撫を受けながら、そんなことをおもいだしてしまう。
 伶俐は腰を折って、ぼくに囁く。
「お食事はどうなさいます? いつものように、楽しみながらお摂りになります?」
「栄養剤は、ないのですか?」
「雅之さま、たまにはお食事をお摂りください…」
「では、このまま、食べさせてください」
「畏まりました」
 伶俐は台車に残されたぼくの分の食事をベッドへ引き寄せる。スウプをひとすくい、自分のくちへ。それから、ぼくにくちうつし。音禰はパンを千切って、自分のくちへ。咀嚼して、ぼくへくちうつし。そうやって、二人は根気よくひとくちずつ食べさせてくれる。いつも少女たちとつながって、ゆさゆさ揺れているぼくが食事を摂る時間はすくない。だから、普段は褐色の瓶に入った医療用の栄養剤を摂取する。栄養剤を飲み続けると、ただでさえ多い精液の量がますます増えるし、やがて水分しか排泄されなくなる。ぼくの生活には向いているとおもうけれど、母親が看護婦だった伶俐は、からだによくないですわ、と云って、週に一度くらいこうして普通の食事を摂らせてくれる。
「歌子ちゃん、じょうずよ。ねぇ、腰を突き出して…」
 歌子はうつぶせのまま、さくらに促されてお尻を突き出す。さくらは歌子のお尻に顔を埋めて、くちゅくちゅと音をならして、処女の花を愛撫する。
「ん…、んーっ、んふっ」
 ぼくを愛撫しながら、歌子が声をもらす。ぼくたちを取り囲む六人の乙女たちが、固唾を呑む。優那と遥香、綾乃の三人はベッドを降りて、テエブルについて食事を始める。
 ぶじゅっ。
 歌子のくちから精液が泡を噴いてあふれだす。びゅっく、びゅっく、びゅっく、とつよい痙攣を伴って、歌子の喉に精を注ぎこんで、音禰の唇からドロドロに砕かれた煮豆を吸いだす。
「歌子ちゃん、いまよ、つながって」
 さくらは歌子を抱き起こして、ぼくを跨がせる。ぼくは片手で精を噴く性器を支えて、歌子の処女に狙いを定めて、さくらが歌子の肩に体重を載せると、あっ、と裂けるしゅんかん稚い悲鳴をあげて、にゅるると底まで達してぐいと子宮をつきあげる。ぼくの長い性器が根元までスッポリ包まれて、その狭くて深い膣腔に麗奈をかんじる。
「どう…、お呼びすれば、よいのですか?」
 歌子が囁く。
「え…?」
「オトウサマ、それとも、マサユキさま?」
「雅之で、いいですよ」
「雅之さまぁ…あっあっあっ」
 歌子の小さなお尻を掴んで、激しく律動する。幼い顔立ちに麗奈の面影をみつけて、ぼくはかなしくて、いとおしくて、歌子が息もできなくなるほど荒々しく突きあげて、あちらこちらに角度をかえて柔らかな膣腔のなかでぶちゃぶちゃともがいて、呼吸が苦しくて、汗びっしょりになって、なにもかもきもちよくて、歌子の揺れる髪の毛の一筋一筋が麗しくて、なにか破裂するような勢いで歌子の胎内に精をぶっ放して、大きな泡と小さな泡が絡み合う大量の精がブクブクと噴きだす様子をじっとみつめ、意識が遠くなってぼんやりしてすべてがゲシュタルト崩壊をおこして噴きだす液体と震える性器がなにをいみしているかわからなくなってしまう。
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