R18恋愛官能小説 青山倉庫

ぼくと妹とガラスの少女

第11章「浮気」

 知らない間に彩奈の背が伸びて、ぼくは寝ているときにベッドから落ちることがある。だからぼくはベッドをバラしてクローゼットにしまった。寝るときはお布団を敷く。部屋が広くなった。
 中間試験が近づいて、勉強しなければならなくなると、妹とセックスする時間が増える。生理が終わったばかりだからなおさらだ。ぼくはお父さんもお母さんもお姉ちゃんもまだ起きてるのに、椅子に座ってジャージの上を着たまま彩奈とセックスする。机の上には教科書と久しぶりに開いたお姉ちゃんのお下がりの参考書とノートの一ページ目をひろげて、英語の助動詞をいくつか書いただけで進んでいない。
「彩奈、自分で動いてみて」
「怖いよ、倒れそう」
「大丈夫、支えてるから」
 彩奈は椅子の縁に足を乗せて、お尻を上下させる。ストロークが大きすぎて、おちんちんが抜けてしまう。ぼくは根元に手を添えて、彩奈が腰を落とす。再び勢いよく滑り込む。
「うわ、あ」ぼくはのけぞる。椅子の前脚が一瞬浮かぶ。
「もぉ、あぶないよ。どうしたの? イキそう?」
「ううん、まだ」
「きもちいいの?」
「入れるときが、すごくいいかも」
 階段を登る足音。
 彩奈は椅子から下りて、後ろのお布団に滑り込む。ぼくは急いでズボンを履く。シャーペンを掴んだ瞬間に、部屋のドアが開く。お母さんがコーヒーと栗の焼き菓子を持ってきてくれる。ぼくは目を教科書に落としたまま、集中している振りをする。彩奈は寝返りを打って、お母さんそれお菓子?と聞く。彩奈のほうが演技が巧い。
「あんたもう歯磨いたでしょ」とお母さんが言う。
「もう一回磨く」
「だめ。お兄ちゃんの邪魔になるから、寝るときぐらい自分の部屋に行きなさい」
 彩奈は黙ってうつぶせになる。ぼくが読みかけのジャンプを読む。
「あんたもう六年生でしょ。わかってるの?」
「これ読んだら戻る」
「あーやーな」お母さんの声が大きくなる。
「あたしの部屋寒いし、お姉ちゃんがうるさいって言うもん」
「お姉ちゃんの話をしてるんじゃないの、彩奈。あなたのことを心配して言ってるの」
「わかったよ」
 彩奈は起き上がって、これ借りるねと言ってぼくがまだ読みかけのジャンプを持って部屋を出て行く。ぼくはコーヒーにお砂糖とクリープを入れる。スプーンでかき混ぜる。
「お母さん、彩奈にあんまり厳しくしないで」
「何言ってるの、お母さんほんと心配なのよ。いつまでもベタベタして、もう中学生でしょ。面倒かけたらあんたたち家から追い出すよ」
「意味わかんない。どうして妹と仲がよかったらいけないの。きょうだい喧嘩する方が面倒じゃん」
 お母さんはしゃがんでぼくを下から見上げる。机の上のクリップをいじる。お姉ちゃんや彩奈の手癖が悪いのはお母さん譲りだとおもう。
「あのね、彩奈は女の子なの。弟やお兄さんだったらいいけど、思春期の女の子と鍵のついた部屋に一緒にさせる馬鹿な親なんていないよ」
「ぼくは彩奈のことが好きだけど、妹だよ。何でそんなきもちわるいこと言うの? 大人の目線で話してるじゃん、きたないよ、ぼくも彩奈もそんなこと考えてない」
「あなたが彩奈の…」
「もういいよ、勉強するから」
「そう、わかった、お母さんもう疲れた。勝手になさい」
 お母さんはお盆を持って部屋から出て行く。彩奈が部屋にいるところを見つかると、お母さんはぼくを責める。いつも話が長くなるけど、反論したのは初めてだ。明日、お弁当を作って貰えないかもしれない。
「お兄ちゃん、おかーさんは?」
 彩奈がドアをそっと開けて戻ってくる。ぼくはジャンプを受け取って、お菓子の皿を彩奈に差し出す。
「怒ってたから、きっと今夜はもう来ないよ」
「おこられた?」
「まあね」
「ごめんね」
 彩奈はパジャマの下を脱いで、お布団に投げる。お菓子を咥えたまま、ぼくの上に乗る。
「お布団でしよう」とぼくは言う。
 彩奈は掛け布団をめくって、仰向けになる。ぼくは部屋の電気を消す。ジャージのズボンを脱ぐ。誰かが三階にあがってきたときのために、彩奈もぼくもパンツを履かない。スタンドの明かりはつけたまま。ぼくはおちんちんに手を添えて、彩奈の膣に挿入する。少し乾いた。抜き取る。もう一度入れる。根元近くまで押し込む。彩奈は食べかけのお菓子を手にとって、溜息を漏らす。ぼくはお菓子を奪い取って、枕元のお皿に戻す。
「セックスしてるときも食べるの?」
「だって、お腹すいたもん」
「晩御飯、残すからだよ」
 ぼくは枕を彩奈のお尻の下に入れて、おちんちんを抜いたり入れたりする。根元まで入れて、抜き取る。繰り返す。だんだん速く、ちゅぼちゅぼ、滅多刺し。突き挿す度に、彩奈は体を硬くする。
「お兄ちゃん、それ、きもちいいの?」
「あ、あやな、は?」
「おしっこ出そう…」
 ぼくは動きを止める。
「お手洗い行く?」
「ううん、大丈夫」
 ぼくは彩奈をうつぶせに転がす。お尻を突き出させる。再び入れたり抜いたり。奥まで挿しこむと、空気が破裂するぶりっぶりっという音がする。ぼくは根元まで押し込んで、お尻を回転させる。内臓をかき回す。前はイヤがったのに、今は枕に口を押しつけて、あーあーあーと喘ぐ。ぼくは腰を小刻みに前後させて、おちんちんの先で子宮頚を突く。いろんな角度で、強く、弱く、優しく、激しく。彩奈の肩と両太腿が引き攣る。膣の前壁が痙攣する。ぼくが腰を振ると、彩奈が手を伸ばす。つながってる部分に指先で触れる。つながってる部分からさらさらした体液が噴き出す。お布団を濡らす。
「彩奈、いった?」
 彩奈はうつぶせのまま自分の肩を抱いて、鼻をすする。枕に顔をうずめる。
「どうして泣いてるの?」
「恥ずかしい」
「恥ずかしくないよ。大丈夫だよ、きもちよかったんでしょ」
「恥ずかしいよ」
「ぼくもきもちよかったよ、あったかくて」
 ぼくはゆっくりおちんちんを抜く。彩奈の膣から空気が抜ける音がする。ぼくたちの太腿はびしょびしょで、お布団にも大きな染みができる。ぼくは彩奈を両手で抱えてお布団から下ろす。去年より重くなった。敷布団を裏返しにする。裏側は冷たいけど、染みてない。
「ごめんなさい」と彩奈が呟く。
「いいんだよ、漏らしちゃうくらい、きもちよかったんでしょ」
「ううん、いってないの。逃げちゃったの」
「でも、ここがヒクヒクしてたよ」
 ぼくは彩奈の膣に指先を入れて、前壁を押す。Gスポットより浅い部分。
「それなあに?」
「彩奈がイクとき、いつもここがヒクヒクするの」
「えー、そうなの? でも、イクときは、背中の方に抜けていくよ。そこじゃないかも」
「そうなんだ」
 彩奈はお布団に仰向けになる。ぼくはティッシュをたくさん取って、彩奈の内股を拭く。自分の太腿も拭く。覆いかぶさって、再びゆっくり挿入する。彩奈の大陰唇は毎晩こすられて少し赤く腫れている。
「お布団、どうしよう」
「明日の朝、干していこう」
「おかあさんに見つかっちゃうよ」
「コーヒーこぼしたって言うよ」
「においでわかっちゃうよ」
「心配ないよ」
 ぼくは彩奈を突く。何遍も突く。抱きしめる。突く。休みなく。ベッドじゃないから遠慮しない。速く、ゆっくり、入り口から底へ、底から入り口へ。ぼくは彩奈の首を絞める。彩奈はぼくの髪に指をからめる。もっと、もっと、お兄ちゃん、もっと。ぼくは今までにないくらい強く締める、激しく突く。彩奈の両脚が浮き上がる。少しづつ膨らむ胸がいろんな体液に輝いて震える。

 試験前日は午前中で授業が終わる。
 ぼくは津田に五千円のiTunesカードを三千円で売って貰う。津田はお金は明日でいいよと言う。ぼくはありがとうと言って、章子と一緒に教材準備室に行く。準備室は授業で一度も見たことがない巨大な三角定規や石膏像や歯抜けのブリタニカ百科事典や生徒から没収したまま返していない漫画とか古いCDとか色々なガラクタが散乱していて、窓際に置かれた棚の裏にソファが置いてある。ぼくは放課後、よくここで章子とセックスする。教材準備室の独特なにおいはセックスのにおい。きっとここで結ばれる生徒はぼくらだけじゃない。
「ねぇ、明日試験だよ。大丈夫?」と章子は言う。
「章子は帰って勉強する?」とぼくは聞く。
「ううん、あたしは前日は勉強しない。覚えなおすことになるから」
「ぼくも平気、どうせ成績悪いもん」
 ぼくは章子の手を引く。ソファに座らせる。キスをする。章子は俯いたまま。
「イヤなの?」
「ううん、そういうわけじゃない」
「どうしたの、生理?」
「違うよ」
「したくないの?」
「うん…、今日はなんかダメかも」
「そっか」
 ぼくはそっけなく呟いて、章子から手を離す。章子はぼくの袖を曳く。
「怒ったらやだ」
「怒ってないよ。帰ろう」
「やだ」
「じゃあ、こうして一緒にいる?」
「うん」
 ぼくは章子を優しく抱きしめる。ソファの前は窓だからグランドから見えてしまうけど、今日は誰もグランドにはいない。じっとしてると章子の呼吸が聞こえてくるけど、鼓動を感じることはできない。
「あたしは、からだだけ?」
「そんなことない。ぼくは、こうしてるだけでいいよ」
「先週、寒い日に、したでしょ。あなたのが手袋についちゃって、あたしの手袋から精液の匂いがするの。まだ洗ってないの。良い匂いじゃないけど、あなたのことをおもいだすの。あたしは、からだだけでも、いいよ。あたしは、あなたが好き。気持ちが返ってこなくても、からだで応えてくれたらそれでいい。すきだって、あいしてるって、そんな嘘はいっぱいつけるでしょ」
「ぼくは嘘をついていない」
「わかってる。綾川くんは、嘘をつくのが下手だから」
「そうだね」
「したい?」
「うん」
「あたしからは、言いにくいけど、ひとつだけ、お願いしてもいい?」
「なあに?」
「避妊して欲しいの」
「そっか、ごめんね」
 ぼくは鞄からまだ封を開けていないコンドームを取り出す。章子の手に握らせる。
「使おうとおもって、忘れてたの。章子が持ってて。ぼくが持ってると、なくしちゃいそうだから」
 章子は微笑んで、ぼくの下唇を噛む。上目遣いの残酷な目で、ぼくを見つめる。
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